【2022年版】SNS活用の基礎を学ぶ!Facebook・Twitter・Instagram・LINEのユーザーを徹底比較
みなさんの企業やお店では、SNSを活用していますか?
いままで「広告といえば」の代表であった新聞折込チラシやテレビCMなど、「やればやるほどコストがかかる」広告とは違い、無料で運用でき、うまく使えば自社の商品やサービスの情報を効果的に拡散できるツールとして、企業やお店にとってSNSは今や必須ですよね。
今回は、SNSマーケティングの「どのSNSを選べばいいのか」「どんな投稿をすればいいの?」などの基本的な疑問を解説していきます。
まずは企業に向いているSNSを見つける
SNSマーケティングを始めよう!と思った時、「とりあえずよくわからないから手当たり次第にアカウントを開設してみる」というのはあまり得策ではありません。
SNSの管理というのは、投稿内容の企画構成や更新頻度の調整、リプライ・DMなどへの返信作業……と意外にリソースを割かれるものです。
限られたリソースを効率的に動かすためにも、まずは「どのSNSに注力していくか」を決めましょう。
SNSマーケティングの判断基準は「最新データ」で
新聞やテレビなどのマスメディアへの広告費を減らす企業が多い一方で、WEB広告などへの広告費は増えているように、時代というのは常に移り変わっているものです。
SNSももちろん例外ではないことは、昔mixiを使っていた世代のみなさんならきっと実感されていることでしょう。
ここ数年間では、Instagramの利用率だけで見ても以下の表のように変化しています。
(データ元:総務省「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」)
(データ元:総務省「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」)
Instagramの利用率は2015年では14%、年々右肩上がりに利用率は増え続けており、2020年度では42.3%にまで上がりました。
このように、年々変化していくSNS事情を掴むには最新のデータで判断することが大切です。総務省が毎年調査データを発表しているため、社内での判断基準として参考にしましょう。
4大SNS(Twitter・LINE・Instagram・Facebook)の利用率
4大SNS(Twitter・LINE・Instagram・Facebook)の2020年度の利用率は上記の表の通りです。
LINEの利用率だけがずば抜けており、9割を超えています。
TwitterとInstagramは4割と同じ値で、意外にもFacebookが一番低い利用率となっています。
いかがでしょうか?
この表をご覧いただいた段階で、ご自身の「現代のSNS」に対する認識に少し変化が生まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
続いてはもう少し詳しく、各SNSの現状を見ていきます。
4大SNS(Twitter・LINE・Instagram・Facebook)の特徴と利用率の変移
日本における4大SNSであるLINE・Instagram・Twitter・Facebook。
ここ数年はTikTokなどの新たなSNSをうまく活用して成功を収める企業もありますが、現在主にビジネスで活用するのはこの4つです。
では、LINE・Instagram・Twitter・Facebookのそれぞれが持つSNSとしての特徴と、2012年~2020年までの利用率の変移を見ていきましょう。
LINE
みなさんもご存知の通り、メッセージアプリとしてメールの代名詞になったLINE。
ビジネスで使用する場合は「LINE公式アカウント」を使用して、ユーザーと「友達」になり、メルマガのような機能をはじめ、クーポンやショップカードなど様々なサービスを提供することができます。
Twitterは140文字以内の「呟き」と呼ばれる投稿を行うテキスト中心のSNSです。
リアルタイム性が高く、人気の呟きは瞬く間に拡散されていきます。その拡散性をうけて、地震や大雨などの災害時に情報共有として使われる面も強力なツールです。
リアルタイムでの拡散性に加え、大手企業のアカウント(たとえばシャープやキングジムなど)では「中の人」と呼ばれるSNS担当社員が人気を集めたり、ユーザーの反応が早いが故に「炎上」に対して最も気を配る必要があるなど、「担当者の力量」が最も重要になるSNSといっても過言ではありません。
リーチとしては20代のボリュームが特に多くなっており、若い世代に訴求したいビジネスに向いています。
Instagramの利用率は若い世代に集中しており、10代~30代に訴求したいビジネスに強いといえます。特に10代ではLINEのようなメッセージアプリとしてインスタのDMを使用する文化が生まれるなどSNSとしての進化を続けていて、さらに利用者は増えそうな勢いです。
Instagramの最も大きな特徴は「写真」がメインであること。
すべてのSNSでクリエイティブに気を遣う必要があるのはもちろんですが、Instagramにおいては「投稿するには毎回画像が必要」なため、その場の「思いつき」で投稿することができません。
その点では、最もクリエイティブに重きを置き、しっかりと計画性を持って行うべきSNSだと言えます。
Facebookが他のSNSと最も大きく異なる点は、みなさんご存知の通り「実名利用」であることです。そのためFacebookで繋がる人と人はリアルの場で面識があるというケースが多く、主にビジネス利用が盛んです。
日本国内向けののマーケティングに活用する場合、BtoBの業種には最も適したSNSと言っていいでしょう。
世界的なアクティブユーザーに比べると、日本のユーザー数は若干減少傾向にあり、実際に2020年のデータでは10代の利用率が19%にまで落ち込んでいます。
若年層の消費者を狙うというよりは、30代以上のBtoBターゲットを狙う場として活用しましょう。
4大SNS(Twitter・LINE・Instagram・Facebook)の男女別利用比率
4大SNSの特徴や年代別の利用率を踏まえた上で、次は男女別の利用状況を見ていきましょう。
Facebook・Twitterはほとんど男女の利用率に差がありません。
Instagramでは、「女性ユーザーが多い」というイメージがありますが、意外にも男性ユーザーも増えていることがわかります。必ずしも「女性向けのマーケティング」だけを行う場ではないということですね。
またここでも、LINEは男女比にあまり差がない上にユーザー数がずば抜けているということで、いかに巨大でターゲットが幅広い市場であるかがわかります。
まとめ
さて、今回はSNSのユーザーについて比較・解説を行ってきました。
企業の商品やサービスを宣伝する際には、必ず「ターゲティング」を行いますが、その際に決めたターゲットに合うSNSを見つけることが効果的なマーケティングにつながります。
また、何か他の仕事をしながら企業のSNS担当も兼任するというケースがほとんどだと思いますが、クリエイティブに気を使って計画的に投稿を行うとなると、なかなか骨が折れるものです。
結果的に他の仕事に押されてあんまり更新しなくなってしまった……なんて状況にならないためにも、企画の段階から協力してくれるパートナーを探すのも手段のひとつです。
ちなみに弊社でもSNSのサポートを行わせていただいていますので、「これからSNSにチャレンジしようと考えている」「今やっているけどなかなか成果がでない……」という方はぜひ一度お気軽にご相談ください。